デジタルフロッグ

Unityのアプリの開発をしながらいろいろと忘れないための備忘録でございます。

iTween Moveメソッド一覧

MoveTo

オブジェクトを現在の座標から指定した座標へ移動する

MoveFrom

オブジェクトを指定した座標から現在の座標へ移動する

MoveBy

オブジェクトを現在の座標から指定したベクトルの値だけ移動する

MoveAdd

働きはMoveByと同様だが、ほかのアニメーションの実行中も利用可能

MoveUpdate

MoveToの機能を制限し、軽量化したもの

 

Move関係のメソッドの一覧ですが、何個も何個も面倒だな…と思ってしまうのもすごいわかります(´・ω・`)とりあえず一つずつ理解していきましょう。

MoveTo

これは先日の記事でも書いたのでどんな感じで動くかはこちらからご覧ください。

karaagedigital.hatenablog.jp

 

f:id:karaagedigital:20160827142905g:plain

MoveFrom

MoveToのものをMoveFromにするとMoveToと逆の位置からスタートして逆の位置に動きます。終点が決まっている場合は終点を決めておいて配置位置を変えていくような形にするといいですね。

f:id:karaagedigital:20160827164906g:plain

MoveBy

相対的な動きでPositionは使えないという事です。

スクリプトを書くと

iTween.MoveBy(gameObject,iTween.Hash(

  //positionだと動いてくれません

  //"position", new Vector(10,5,0);

  "x",10,

  "y",5,
  "easeType",iTween.EaseType.linear

));

みたいな感じで使えます。動き方はMoveToと同じ動きなのでGIFはのせません。

MoveAdd

ほかのアニメーションの実行中も利用可能なのがMoveAddです。先ほどのMoveByの下にMoveAddを付け加えてみましょう。

トゥイーン時間をずらしてみるとわかりやすいんじゃないかと思います。

 

iTween.MoveBy(gameObject,iTween.Hash(
  "x",10,
  "y",5,
  "time",6.0f,
  "easeType",iTween.EaseType.linear
));
iTween.MoveAdd (gameObject,iTween.Hash("y",-2,"time",2.0f,"delay",1.0f));

 

f:id:karaagedigital:20160827174419g:plain

Addの方はディレイで1秒後に動くようになっているのでMoveByがスタートした1秒後に下に下がっています。そしてMoveByは相対的に動いているのがわかるのが終着点がほかのものと比べて低いというところです。

MoveAddでy座標を-2しているのでその分ひくい位置で動き終えます。

MoveUpdate

こちらはUpdateされるたびに動くのでvoid Updateに突っ込まないと正常に動きません。

f:id:karaagedigital:20160829095911g:plain

iTween.MoveUpdate (gameObject, iTween.Hash("position",new Vector3(10,5,0),"time",2.0f,"easeType",iTween.EaseType.linear));

をvoid Updateに書いてます。

iTween.MoveUpdate (gameObject, iTween.Hash("position",new Vector3(10,5,0),"time",2.0f,"easeType",iTween.EaseType.linear));

iTween.MoveUpdate (gameObject, iTween.Hash("position",new Vector3(0,2,0),"time",2.0f,"easeType",iTween.EaseType.linear));

と二つ並べた場合の動きです。

f:id:karaagedigital:20160829100336g:plain

二つ並べると中間でとどまりどちらにも終着する事なくずっと中間点でがくがくうごいています。

timeの2秒を過ぎても同じ状態のままです。こんな使い方はしないと思いますが、Updateは他のiTweenの動きに影響されるという事だと思われます。

Moveのメソッドだけでもいろんな使い方がある事がわかりましたね(´・ω・`)

iTweenを覚えれば色々使えるので他にも記事に起こしていきたいと思います。